犬の平熱は何度? “いつもの平熱”で見る、体温の測り方と早見表

犬の平熱を知る。窓辺の自然光でくつろぐ健康な犬

犬の平熱に“正解の1点”はありません。まずは、うちの子の元気なときの平熱をひとつ知ることから。
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体を触ったら、なんだか熱い気がする。夏の暑さでぐったりしている。鼻が乾いているのは熱があるサイン?——愛犬の体温が気になって検索したとき、いちばん知りたいのは「うちの子は何度が普通で、何度から心配なのか」ですよね。

先に、いちばん安心できる結論から。犬の平熱に「全犬共通の◯℃」という1点はありません。

覚えるのは他人の数字でなく、“うちの子のいつもの平熱”ひとつ。元気なうちに知っておけば、いざというとき慌てず判断できます。

この記事のまとめ(30秒でわかる・本文の読了は約6分)

  • 犬の平熱は1点でなく、直腸でおよそ37.5〜39.2℃の“幅”。健康でも1日約0.5℃・日ごと約0.7℃はふつうに揺れます
  • だから「何度から発熱」より「いつもの平熱からのズレ」で見る。動かない緊急ラインは「40.6℃を超えて続くとき」の1本だけです
  • YOGUPOはおやつ・トッピングのひとつで、体温を測ったり、体調を管理したり、熱中症などの対策をしたりするための製品ではありません。この記事は体温の“見方”の話です

まず、平熱をめぐる数字の“動き”を1枚にまとめました。動くのは幅、動かないのは2つだけです。

犬の平熱 見取り図:動くのは幅、動かないのは2つだけ

見るもの 数字のめやす どう受け取るか
ふだんの平熱(直腸) 約37.5〜39.2℃(目安) 1点でなく幅。中心は約38.5℃前後。健康な犬でも研究で37.6〜39.5℃まで正常でした
1日の中の上がり下がり 約0.5℃ 朝は低め・日中はやや高め。犬のリズムは小さく、夕方だからでなく直前の運動・興奮・食事で動きます
日ごとの誤差 約0.7℃ 同じ時間・同じ測り方でも日によってこれくらいは勝手にゆれます=小さな上下で慌てない
測る場所による下振れ 約0.4〜1.5℃低め 耳・脇・非接触は直腸より低めに出ます(機種で幅)。数字が割れて見える一因はこれ
ここだけは絶対のライン 40.6℃超が続くとき 運動直後の一時的な上昇は休めば戻ることが多い。でも40.6℃超が続く+ぐったりは、迷わず涼所→すぐ受診

犬の平熱は◯℃の1点でなく、直腸でおよそ37.5〜39.2℃の幅で、1日の中で約0.5℃・日ごとに約0.7℃はふつうに揺れ、耳や脇で測るとさらに0.4〜1.5℃低く出ます(Mathis2015・Jensen1994・Refinetti2003・Giannetto2022)。だから何度から発熱かより、いつもの平熱から何度ずれたかで見るのが確実で、絶対に動かないラインは40.6℃超が続くとき=緊急の1本だけです。

発見:ネットで平熱が37.5〜39.0℃、発熱ラインが39.5〜40℃と割れて見えるのは、誰かが間違っているのではなく、どの条件で・どこで測った幅を切り取ったかが違うだけ。だから覚えるのは他人の1点でなく、うちの子のいつもの平熱ひとつです。

犬の平熱に「全犬共通の1点」はなく、直腸でおおよそ37.5〜39.2℃の“幅”の中にあります。健康な犬でも1日約0.5℃・日ごと約0.7℃は揺れ、耳や脇は直腸より0.4〜1.5℃低く出ます。だから「何度から発熱か」より「いつもの平熱からのズレ」で見るのが確実で、動かない絶対ラインは「40.6℃超が続くとき=すぐ受診」の1本だけです。

犬の平熱は何度?——“1点”でなく“幅”で、いつもの平熱を知るのが近道

犬の平熱は直腸でおよそ37.5〜39.2℃の“幅”で、健康でも1日約0.5℃・日ごと約0.7℃はふつうに揺れます。だから他人の1点でなく「うちの子のいつもの平熱」を元気なうちに1回測るのが確実です。

人の平熱(約36℃台)を基準にすると、犬の体は「触ると熱い」と感じます。でも犬はもともと人より1℃ほど高いのがふつうです。

しかも同じ子を同じ時間・同じ方法で測っても、日によって約0.7℃はランダムに揺れます(Jensen 1994)。「昨日38.5℃、今日39.1℃」は病気でなく正常なゆらぎ。小さな上下で慌てなくて大丈夫です。

“正常の幅”を裏づけた研究のN数と対象

温度・湿度を管理した環境で健康なビーグル26頭を測った研究では、直腸温は平均38.7℃・範囲37.6〜39.5℃でした(Mathis & Campbell 2015)。来院した犬94頭では直腸温の中央値が38.9℃(Goic ほか 2014)。飲み込む型の温度ロガーで中核温を測ると平均約38.2℃と、やや低めに出ます(Hynd ほか 2014)。同じ“正常”でも、どの犬を・どこで・どんな状態で測ったかで、中心も上限も動きます。だから記事では「上限は測り方で動く」前提で、目安を37.5〜39.2℃としています。

日ごとのゆらぎ約0.7℃は、健康な犬7頭を6日連続で朝に測り、統計上の“意味のある差”を0.69℃と求めた研究にもとづきます(Jensen ほか 1994)。この幅の中の上下は、体調の異常ではありません。

毎日のスキンシップで愛犬のいつもを知る。ソファでやさしく犬に触れる飼い主

毎日のスキンシップが、“いつもの体温・いつもの様子”を教えてくれます。
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どこで・どう測る?——器具で“低めに出る”を知れば数字が読める

いちばん正確なのは直腸で、耳・脇・非接触は直腸より約0.4〜1.5℃低めに出ます(機種で幅)。低めに出ると知って同じ器具で“いつもの値”をつくれば、日常の見守りには十分です。

器具別 体温の読み方早見表:どれも直腸より低めに出る

測る場所・器具 直腸との差 得意なこと 苦手なこと・注意
直腸(体温計) 基準(いちばん正確) 中核体温に最も近く、発熱も低体温も拾える 嫌がる子が多く、やさしい保定が要る
耳(鼓膜・赤外線) 約1.4℃低め・機種差大 短時間で測れる 測るたびの再現性が最も低く、同じ子でも値がばらつく
脇の下(腋窩) 約0.4〜1.4℃低め 低体温の傾向は拾いやすく、比較的おだやか 熱があっても見逃すことがあり、発熱を拾えるのはおよそ6〜7割・被毛や体格でズレが増える
非接触(かざす赤外線) 低め+1回ごとに散らばりやすい 触れずに、いつもと違うの傾向を見る 犬での検証は乏しく、毛は熱を通しにくいので数字がブレやすい=ある1回の値で安心も心配もしすぎない

いちばん正確なのは直腸で、耳・脇・非接触は直腸より低めに出ます——耳で約1.4℃、脇で約0.4〜1.4℃(Giannetto2022・Goic2014・Lamb2013)。しかも脇や非接触は発熱を見逃しやすいので(脇の発熱検出はおよそ6〜7割:Goic2014・Zakari2023)、日常のいつもと違う探しには使えても、熱っぽい・様子が変なときは直腸で測るか受診で確かめます。

発見:「非接触は約1℃低い」は大ざっぱ。差は器具で0.4〜1.5℃と幅があり、“一律0.55℃足せば直腸温”は不正確と名指しで否定されています(Mathis2015)。正解は、使う器具を1つ決めて、元気なときの平熱を知っておくことです。

測るコツは、運動・食事・興奮から少し時間をおいた安静時に、同じ時間帯・同じ器具で。数字を動かすのは「夕方」という時刻より、直前の活動だからです。

器具ごとの差の研究と、なぜ“一律◯℃補正”が効かないか

直腸は肺動脈の中核温にもっとも近く、耳式赤外線と皮下チップは中核を低めに見積もり、とくに耳式は測り直しの再現性が最も低いと報告されています(Greer ほか 2007)。耳式は直腸より平均約1.4℃低く(Giannetto ほか 2022)、脇は0.4℃(Goic 2014)〜0.6℃(Lamb 2013)〜1.4℃(Mathis 2015)と研究で割れます。だから「一律◯℃足せば直腸温」という単純補正は成り立たず(Mathis 2015が旧来の0.55℃を名指しで不正確としています)、器具ごとに“自分の子の平熱”をつくるのが確実です。脇や非接触は1回ごとの散らばりも大きく、発熱を6〜7割しか拾えないので(Goic 2014・Zakari 2023)、傾向を見る道具と割り切ります。麻酔中の犬で測ったデータ(Ward 2023)は末梢の血のめぐりが変わるため、在宅の測り方には当てはめません。

「夕方が高い」もよく言われますが、犬の1日のリズムは内因性に確かにあるものの、振れ幅はおよそ0.5℃と小さめです(Refinetti & Piccione 2003/絶食でも残る内因性:Piccione 2005)。実測を大きく動かすのは時刻より直前の運動・興奮・食事(Miyazaki 2002・Marvin & Reese 1986)。なお「1日の中の約0.5℃」と「日をまたぐ約0.7℃」は別の数字で、どちらも“小さな上下で慌てない”を裏づけます。

熱っぽいとき——発熱・熱中症・低体温を“上がり方”で見分ける

“何℃か”より“どう上がったか+全身の様子”が行き先を決めます。暑さや運動で急に上がって続くのが熱中症(40.6℃超は分単位の緊急)、じわっと上がって元気や食欲が落ちるのが発熱です。

熱っぽい?を上がり方+様子で見分ける3分類

タイプ 体温の動き方 きっかけ・様子 どうする
熱中症(急いで冷やす) 急に高くなり、40.6℃超が続く 暑い日・運動や散歩の後・締め切った車や部屋。激しいハアハア・ぐったり・よだれ・ふらつき すぐ涼所へ→冷たすぎない水で体を濡らし風を送る→すぐ受診(分単位)
発熱(続くなら受診) 平熱よりじわっと上がって続く(40℃前後が多い) 元気消失・食欲不振・震えを伴う。原因は感染・炎症・免疫・腫瘍など幅広く、飼い主が当てるのは難しい 自己判断で薬を使わず、様子が変で続くならかかりつけへ
低体温(温めて受診) 平熱より明らかに低い 生まれて間もない子犬・高齢や衰弱・寒い環境。生後まもない子は自分で体温を保てず35℃未満は危険 保温して早めに受診(新生子はとくに注意)

同じ熱っぽいでも、暑さや運動をきっかけに急に上がって続くのが熱中症(40.6℃超は分単位の緊急)、感染や免疫などを背景にじわっと上がって元気や食欲が落ちるのが発熱です(Hall2022・Dunn1998)。数字だけでなく、どう上がったか+全身の様子をセットで見ると、慌てるべき時とそうでない時が分かれます。

発見:40℃という同じ数字でも、運動後に急に上がって休めば戻るなら一過性、じわじわ上がって元気がないまま続くなら受診。数字は入口で、答えは上がり方+様子にあります。

こんなときは、迷わず動物病院へ

①体温が40.6℃を超えて続く、または測れなくても【ぐったり・呼びかけへの反応が鈍い・激しいハアハアが止まらない・けいれん・立てない】——暑い日や運動・車内・締め切った部屋のあとなら熱中症を疑って分単位で行動:すぐ涼しい場所へ移し、冷たすぎない水で体を濡らして風を送り、飲めれば少量の水、そして向かう車の中からでも病院へ連絡(cool first)。/②平熱から明らかに上がった状態が続き、元気がない・食べない・震えるなどを伴う——発熱の原因は幅広く見分けは難しいので、自己判断で薬を使わず受診を。/③生まれて間もない子犬や高齢・衰弱した子の体が明らかに冷たい・元気がない——保温して早めに受診。/★氷水で一気に冷やすのも、末梢が締まるから絶対に冷やすなも、どちらも危険。家庭では涼所・冷たすぎない水・送風・すぐ受診まで。急冷や特殊な手技は獣医師にまかせます。

夏の暑い日は木陰で涼しく。日陰で穏やかにくつろぐ健康な犬

暑い日に自分から涼しい日陰を選べる子は、上手に涼をとっています。真夏は涼しい時間に、無理をさせないのがいちばんの安心です。
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40.6℃はどこから来た数字か(運動研究由来の但し書き)

40.6℃(105°F)は、犬と走る競技や使役犬・トレッドミルの研究で「これを超えて続くと熱injuryのリスクが上がる」操作的な閾値として繰り返し出てきます(Carter & Hall 2018/Parnes 2024・2023)。ただしこれは“運動で上がった体温”の話で、レース直後の体温は37.0〜42.5℃に散らばり、その多くは休めば戻ります(Carter & Hall 2018)。だから急な運動の直後に一時的に40℃台を見ても、涼しくして休んで下がるなら過度に慌てなくて大丈夫。危険なのは“高い×続く×全身状態がおかしい”がそろったときです。冷却は「まず冷やしてから運ぶ(cool first)」が罹患・死亡を下げ、来院の遅れと高体温が予後の悪さと関連します(Parnes 2024・Bruchim 2017)。

“熱=風邪・感染”とは限らない一例(FUO・紹介例・1998年の限定つき)

精査しても原因が分からない“続く発熱(FUO)”の犬101頭を調べた古い研究では、最多の原因は感染ではなく免疫が関わる病気で22%(うち免疫介在性の多発性関節炎が20%)でした(Dunn & Dunn 1998)。これは紹介施設に来たFUO症例に限った1998年のデータで、“犬の発熱の最多原因は免疫”という意味ではありません(ふつうの急な発熱では感染も炎症もありふれています)。伝えたいのは一つだけ——発熱の原因は感染・炎症・免疫・腫瘍と幅広く、飼い主が原因を当てるのは不可能だということ。だから“何℃で何の病気”と自己診断せず、続くなら受診します。

熱中症は“車”より“運動・散歩”で多い(英国データの限界つき)

英国の一次診療で熱関連の不調になった犬146頭を調べると、引き金は運動が73.5%で最多、締め切った車内はわずか6.9%、高い気温などの環境が19.6%でした(Hall ほか 2022)。発症は4〜10月で7月に42.5%が集中します。「熱中症=暑い車」の印象より、じつは運動・散歩中こそ多い——だから真夏は涼しい時間に、短めに、無理をさせないのが安心です。ただしこれは英国のデータで、高温多湿な日本の夏では締め切った車・室内の熱もれっきとした危険です。短時間でも車に置いていかないでください。リスクが高いのは短頭種・大型(50kg超)・体重が重い子・2歳超と報告されています(Hall 2020・Beard 2024)。

この記事が正直に“まだわからない”と言うこと

体格別・年齢別の“平熱の数字”や、高齢での低下、市販の非接触体温計の精度は、確かな査読の裏づけが弱いところです。だから「個体差があります/まだわかっていません」とだけお伝えし、うちの子のいつもの平熱で見るのを確実な近道とします。

ネットの平熱記事は「小型は高め・大型は低め」と数字で言い切りがちです。でも、体格や犬種で層別した“確かな参照範囲”は査読論文に見当たらず、「大型は低い」の一部は体が大きく毛の厚い子ほど末梢で低く出やすい“測定のズレ”の可能性もあります(Lamb 2013)。

だから体格・年齢の数字は目安にとどめ、大きな表にはしていません。弱い数字を覚えるより、うちの子の平熱を一度測るほうが確実です。

この記事が“確かだと言えること/まだ言えないこと”

確かなこと(出典が強い):健康な犬の直腸温は幅(約37.6〜39.5℃・中心38.7〜38.9℃/Mathis 2015・Goic 2014)。日ごと約0.7℃はランダムに揺れる(Jensen 1994)。1日のリズムはあるが約0.5℃と小さい(Refinetti & Piccione 2003)。末梢は直腸より低めに出て、耳式は再現性が最も低い(Greer 2007)。運動性高体温の危険域は40.6℃超(Carter & Hall 2018 ほか)。生まれて間もない子犬は35℃未満・41.1℃超が命に関わる(Christensen & Erb 2024)。

まだ言えないこと(数値は幅で):体格別・犬種別の平熱の“数字”(確かな参照範囲なし・一部は測定のズレ)。高齢で平熱が下がるかの“数値”(今回の検索では確かな査読が見つからず=個体差)。家電量販店で売る額にかざす非接触体温計の“精度”(犬での検証データがなく、被毛でさらにブレる)。これらは断定せず「個体差/わかっていません」と書きます。

なぜネットの数字は割れて見えるのか

解説記事の危険ラインは40/39.5/40.5/41/42℃とバラバラで、しかも多くが出典のない丸め数字です。この割れ自体が、この記事のテーゼの実演になっています——誰かが間違っているのではなく、どの体格の・どの年齢の・どの時刻の・どの器具で測った“幅”を切り取ったかが違うだけ。だから“唯一の正解の1点”を探すより、うちの子のいつもの平熱を1つ知り、動かない緊急ライン(40.6℃超が続く)だけを覚えておくのが、割れへのいちばん誠実な向き合い方です。

毎日いっしょに過ごしながら小さな変化に気づく。部屋でくつろぐ飼い主と犬

毎日いっしょに過ごして“いつものこの子”を知っていることが、いざというときいちばん頼りになります。
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なぜ“いつもの平熱”を知っておくのか——つくり手の話

平熱を1回測っておくのは、いざというとき他人の数字でなく“いつものこの子との差”で、慌てず判断するため。それは「小さな変化に早く気づく」という、毎日の見守りそのものです。

YOGUPOは、犬専用のヨーグルトをつくっています。始まりは、一頭の犬・ジョン(社名JONの由来です)と暮らした学生時代でした。

散歩が大好きで賢い子でしたが、年をとって足腰が弱り、歩けなくなりました。残った「もっと元気な時間を長く」という思いと、「犬にとって本当の幸せはなんだろう」という問いが、開発の原点です。

犬と暮らしたことのある人なら、体の変化にもっと早く気づいてあげたかった、と思うことがあるかもしれません。だから、うちの子の“いつも”を知っておくことには意味があります。体温もそのひとつ。元気なうちに平熱を知っておけば、いざというとき数字に振り回されず、そっと寄り添えます。

YOGUPOはおやつ・トッピングのひとつで、体温を測ったり、体調を管理したり、熱中症などの対策をしたりするための製品ではありません。区分は副食・おやつ(総合栄養食ではありません)で、原料は鳥取県産の牛乳。毎日のごはんの、ちょっとした楽しみのひと匙です。

これはYOGUPOをつくっている個人(濱島 悠矩/ヨグポをつくっている人)の、ものづくりの動機です。体温や健康への効果を述べるものではありません。体温の判断の根拠は、番号付きの出典(査読論文)と、かかりつけの獣医師にあります。

よくある質問

犬の平熱は何度くらいですか?

直腸でおよそ37.5〜39.2℃の“幅”で、中心は約38.5℃前後です。健康でも1日約0.5℃・日ごと約0.7℃はふつうに揺れるので、一律の数字より「うちの子のいつもの平熱」を元気なうちに知っておくのが確実です。

体温はどこで測ればいいですか?

いちばん正確なのは直腸です。耳・脇・非接触は手軽ですが、直腸より0.4〜1.5℃低めに出ます。日常の見守りは器具を1つ決めて、元気なときの平熱を知っておけば十分。熱っぽい・様子が変なときは直腸で測るか受診で確かめます。

非接触の体温計は正確ですか?

触れずに“いつもと違う”の傾向を見るのに向きますが、低めに出て1回ごとに散らばりやすく、被毛でさらにブレます。ある1回の値で一喜一憂せず、心配な値なら直腸で測るか受診を。

何度になったら病院ですか?

動かない絶対ラインは「40.6℃を超えて続く+ぐったり」=分単位の緊急(すぐ涼所→受診)。それ以外は“いつもの平熱から明らかに上がって、元気がない・食べない・震えが続く”なら、数字と様子をセットで見て受診します。

運動やお散歩のあとに体温が高いのは大丈夫ですか?

運動直後の一時的な上昇は、休めば戻ることが多く心配は要りません。ただし暑い日・締め切った車や部屋のあとで高いまま続く・ぐったりするなら熱中症を疑って冷やして受診を。測るときは運動や食事から少し時間をおいた安静時に。

子犬や老犬の平熱は違いますか?

生まれて間もない子犬は自分で体温を保てず低くなりやすく(35℃未満は危険)、成長とともに上がって安定します。「小型は高め・大型は低め」「高齢は低め」もよく言われますが、確かな査読の裏づけは弱く個体差が大きいので、やはり“その子のいつもの平熱”で見ます。

鼻が乾いていたら熱があるサインですか?

鼻の乾き=発熱ではありません。寝起きや室温でも乾きます。体温は鼻でなく体温計で測り、“いつもの平熱との差”で見ます。

この記事のまとめ

  • 平熱は「◯℃」でなく(直腸で約37.5〜39.2℃)・1日約0.5℃/日ごと約0.7℃は正常
  • 他人の数字でなくうちの子のいつもの平熱を、元気なうちに同じ器具・安静時に測る
  • 耳・脇・非接触は直腸より低めに出る・熱っぽいときは直腸か受診で確かめる
  • 動かない緊急ラインは40.6℃超が続く+ぐったりの1本だけ・分単位で涼所→受診
  • 迷ったら数字でなく上がり方と全身の様子を見て、続くなら受診

ヨーグルトの選び方や与え方の基本は犬にヨーグルトを与えるときの完全ガイドに、毎日のごはんの“うちの子の適量”は犬のごはんの量 早見表にまとめています。体温もごはんの量も、“うちの子のいつも”を知ると変化に早く気づけます。

この記事の調べ方(方法論)と、参考にした研究・出典

この記事の数値は、PubMedで論文の要旨をこちらで直接取得し、要旨に書かれた値だけを引くようにしています。要旨にない値は使わず、裏づけの弱いものは幅をもって扱い、確かな査読が見つからないもの(体格別・年齢別の平熱の数字、高齢での低下、市販の非接触体温計の精度)は「わかっていません/個体差」と正直に書きました。危険ライン40.6℃は運動性高体温の研究由来の閾値で、“高い×続く×全身状態”の3点で見るよう但し書きを付けています。熱中症の疫学は英国のデータで、日本の高温多湿では車内・室内の危険を下げずに読んでください。

参考にした主な研究・資料
・Mathis JC, Campbell VL. 2015. Am J Vet Res.(PMID 26111093・健康ビーグル26頭・直腸37.6〜39.5℃・旧0.55℃差は不正確)
・Goic JB, et al. 2014. JAVMA.(PMID 24786164・犬94頭・直腸中央値38.9℃・腋窩の発熱検出感度57%)
・Hynd PI, et al. 2014. Int J Obes.(PMID 23759901・嚥下型ロガー中核温 約38.2℃)
・Jensen AL, et al. 1994. Zentralbl Veterinarmed A.(PMID 7653109・日ごと約0.7℃はランダム変動/critical difference 0.69℃)
・Refinetti R, Piccione G. 2003. J Vet Med Sci.(PMID 12951430・直腸温の日内振れ幅は約0.5℃と小さい)
・Piccione G, et al. 2005. J Vet Med A.(PMID 16176564・体温の日内リズムは内因性・60時間絶食でも残る)
・Miyazaki H, et al. 2002. Exp Anim.(PMID 11871159・摂食で上昇・ヒト齧歯類と日内パターンが有意に異なる)
・Marvin HN, Reese WG. 1986. Physiol Behav.(PMID 3714867・気質で変動が違い、穏やかな犬はほぼ平坦)
・Greer RJ, et al. 2007. JAVMA.(PMID 17571987・直腸が中核温に最も一致・耳式は再現性が最悪)
・Giannetto C, et al. 2022. J Therm Biol.(PMID 36031209・耳式は直腸より平均約1.4℃低い)
・Lamb V, McBrearty AR. 2013. Vet Rec.(PMID 24158324・腋窩−直腸差は体重・被毛長・体格と相関=測定のズレ)
・Zakari FO, Omontese BO. 2023. J Small Anim Pract.(PMID 36747342・犬610頭・腋窩の発熱検出感度72.1%)
・Ward R, et al. 2023. Tierarztl Prax K.(PMID 37567178・麻酔下・腋窩−1.2±1.42℃/在宅とは別文脈)
・Carter AJ, Hall EJ. 2018. J Therm Biol.(PMID 29496012・正常上限38.8℃・40.6℃超が続くと熱中症・レース後37.0〜42.5℃)
・Parnes SC, et al. 2024. JAVMA.(PMID 39293468・cool first, transport second が罹患死亡を下げる)
・Parnes SC, et al. 2023. Animals.(PMID 38067024・部分浸水が効率的に冷却)
・Bruchim Y, et al. 2017. J Vet Emerg Crit Care.(PMID 28273401・来院時の高体温と遅れが死亡と関連)
・Hall EJ, et al. 2022. Open Vet J.(PMID 35342739・熱関連疾患の引き金は運動73.5%・車6.9%・7月に42.5%集中)
・Hall EJ, et al. 2020. Sci Rep.(PMID 32555323・リスクは短頭種・50kg超・2歳超)
・Beard S, et al. 2024. Vet Rec.(PMID 38783549・短頭種は熱関連疾患のオッズ4.21倍)
・Dunn KJ, Dunn JK. 1998. J Small Anim Pract.(PMID 9888111・FUO101頭で免疫介在性が最多22%)
・Christensen BW, Erb HN. 2024. JAVMA.(PMID 37758187・新生子は35℃未満・41.1℃超が命に関わる)
・Silva LC, et al. 2009. Reprod Domest Anim.(PMID 19754558・新生子は生後急速に熱を失う)
・栄養・製品の一般情報=YOGUPO 公式商品ページ(原材料・栄養成分)。レシピは獣医師(若山動物病院)とヨーグルト専門店(三朝ヨーグルト)の監修のもと設計(監修はレシピ・製品設計の範囲で、体温や健康の判断に関するものではありません)。
公開日:2026-08-08/最終更新日:2026-08-08(初版)
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。体温の数値はあくまで健康な犬の一般的なめやすで、大きな個体差があります。体調に気になる変化があるとき、子犬・高齢・持病のある子は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。