犬の熱中症 “完全予防”

川を走るプードル



1. 犬が暑さに弱い理由


暑さに弱い理由
汗をほとんどかけない 汗腺は肉球と鼻先しかないので、体温が下がりにくい。
地面が近い アスファルトの照り返しをに浴びるため、体感温度は人よりはるかに高い。
冷却は口呼吸頼み “ハァハァ”とパンティングでしか放熱できない。短頭種やシニア犬は熱を逃がす効率が落ちる。
被毛が熱をため込む 風通しが悪いと、毛が保温材のように働いてしまう。

まとめ:人の何倍も熱中症になりやすい。
だからこそ、夏は熱中症対策をする必要があります。


2. こんな症状が出たら要注意

見えるサイン 危険度 すぐやること
速く浅いパンティング、よだれが増える 日陰やエアコンの効いた部屋へ。
舌や歯ぐきが暗赤色〜紫 首・わき・内股を保冷剤で冷やす。
ふらつき、嘔吐、けいれん 最高 体を冷やしながら、すぐ動物病院へ。

ポイント
迷ったら「冷やしながら病院へ」が鉄則。 秒単位で悪化することがあります。


プールに入る犬

3. 夏を乗り切る7つの習慣

  1. 散歩は日の出前か日没後

  2. 常温水+補水おやつ を常備

  3. クルマは先にエアコンON →車内が冷えてから乗車

  4. クールベストや保冷バンダナ を活用

  5. 室温25〜26℃+サーキュレーター で空気を回す

  6. 週1のブラッシング で毛の通気を確保

  7. 便チェックを日課に

    • 形が保てて少ししっとり=理想

    • コロコロで乾燥=脱水のサイン


4. ヨーグルトで水分+栄養補給

  • 散歩の水分と栄養補給として、YOGUPOがおすすめ!

  • 乳酸菌は毎日が基本

    • 摂って 2〜3 日で体外に出はじめ、1 週間でほぼゼロ。

    • 量より“続けること”が大切。目安より少なくても OK。

おすすめの取り入れ方
散歩後の“ごほうびヨーグルト”や、フードへのトッピングなら手間なく継続できます。


5. 今日からできる 3ステップ

  1. アスファルトを手の甲で触る
    熱ければ散歩は延期。

  2. 帰宅後に呼吸数と舌の色をチェック
    いつもと違えば即クールダウン。

  3. 毎日のうんちをメモ
    形・硬さの変化で脱水や腸トラブルを早期キャッチ。


まとめ

熱中症対策は 「予防が9割」

  • 環境で熱を避け、

  • 水分と栄養で体内を守り、

  • 毎日の観察で異変を見逃さない。

夏もわんこと楽しい日々を過ごすために、気を付けて生活しましょう。