冬に犬が水を飲まない原因と対策7つ|隠れ脱水のサインも解説

冬に犬が水を飲まない原因と対策7つ|隠れ脱水のサインも解説

冬のケア

冬の"隠れ脱水"に注意|犬が水を飲まない原因と対策7つ

「最近、水皿の減りが遅い」「散歩のあともあまり飲まない」——冬はこうした悩みが増えます。寒いと喉の渇きを感じにくい一方、暖房や乾燥で水分はじわじわ失われがち。気づきにくいからこそ、先に手を打つのが大切です。

大切なお知らせ: この記事は一般的な情報です。ぐったりしている/嘔吐・下痢が続く/尿が出ない・痛がる等がある場合は、自己判断せず早めに動物病院へご相談ください。

なぜ冬に水を飲まなくなる?主な原因

冬に飲水量が落ちるのは「珍しいこと」ではありません。ですが、原因が重なると"隠れ脱水"が進みやすくなります。

寒くて喉が渇きにくい 夏ほど「飲みたい」というスイッチが入りにくくなります。
水が冷たい 冷たい水を避ける子は、飲む回数そのものが減りがちです。
暖房・乾燥 体感は寒くなくても、粘膜や皮膚から水分が奪われやすい環境になります。
器・場所・高さが合わない 寒い廊下、落ち着かない場所、器が低すぎる…など「飲みにくさ」が積み重なることも。
運動量が減る のどが渇く機会が減り、結果的に飲水が減ります。
シニアは特に注意 渇きを感じにくい傾向があるため、先回りのケアが大切です。

3分でできる「隠れ脱水」セルフチェック

毎日チェックしやすい順にまとめました。

① 尿の色・回数(いちばん分かりやすい)

尿の色が濃い/回数が減る/量が少ない…は「水分が足りていない」サインの可能性があります。日々のトイレは、体調の変化に気づく最短ルートです。

② 皮膚つまみ(ツルゴールテスト)

首の後ろや背中の皮膚を軽くつまんで離し、普段より戻りが遅い場合は注意。毛量や年齢でも差があるので「いつもと比べてどうか」を重視してください。

③ 歯ぐき(CRT:毛細血管再充満時間)

歯ぐきを指で軽く押して白くし、離してピンクに戻るまでの時間を確認します。一般に1〜2秒が目安。2秒以上かかる/歯ぐきが乾いてネバつく場合は要注意です。

ポイント

ツルゴールやCRTは"ざっくり判定"です。普段の状態を知っておくことが一番の安心材料になります。「いつもと違う」が続くときは、早めに相談を。

今日からできる対策7つ

水分ケアのコツは、努力で飲ませるよりも「飲みたくなる環境」を作ること。できるものから1つずつでOKです。

  1. 水を"ぬるめ"にする 冷たい水が苦手な子は、常温〜ぬるめで飲む量が増えることがあります。
  2. 水皿を増やす・置き場所を変える リビングなど暖かい場所に複数設置。ついでに器を洗って"新鮮感"もアップ。
  3. 器の高さを調整(特にシニア) 首を深く下げるのがしんどい子は、台で少し高くすると飲みやすいことがあります。
  4. 食事で水分を足す(最強) ドライ中心なら、ぬるま湯でふやかす/スープ状にする/ウェットを混ぜる。「飲む」より「食べる」で入れるのが安定です。
  5. 香りを足す(塩分なしで) 無塩のゆで汁などを少量混ぜると、飲むきっかけが増える子もいます。※人間用スープや味付き出汁は塩分が高いことがあるので注意。
  6. 散歩後の"ルーティン"に固定する 散歩→帰宅→足拭き→水(or 食事で水分)までを毎回セットに。「その流れで飲む」ができると習慣化が速いです。
  7. 暖房スポットの近くに水を置く こたつ・ホットカーペット周辺で長く過ごす子は、水皿を近くに置くだけでも変わります。

"散歩後に飲まない"子のための、超シンプルなルーティン

帰宅 → 足を拭く → 水は常温〜ぬるめ → 飲めたらほめる(おやつは不要でもOK)
「毎回同じ流れ」を作ると、犬は安心して行動しやすくなります。

どれくらい飲めばいい?目安量

一般的な目安として、体重1kgあたり約50〜60ml/日という考え方がよく使われます。ただし、ウェットフードを食べている場合は食事からも水分を取れるため、飲む量は少なくて問題ないこともあります。

体重 1日の目安(50〜60ml/kg) ざっくり(50ml/kg)
5kg 250〜300ml 約250ml
10kg 500〜600ml 約500ml
15kg 750〜900ml 約750ml

※これはあくまで目安です。運動量、室温、食事の水分量、体質で変わります。「尿の色・回数」「元気」「便の硬さ」なども合わせて見てください。

飲ませすぎは?多飲の目安

基本的に水は制限しません。ただし、急に水をたくさん飲むようになった体重1kgあたり100ml/日を大きく超える状態が続くなどがあれば、病気が隠れていることもあるため早めに相談をおすすめします。

受診の目安(迷ったらここ)

こんなときは「様子見」より受診優先
  • ぐったりしている/反応が弱い
  • 嘔吐・下痢が続く
  • 尿が出ない/出にくい/痛がる(緊急の可能性)
  • ツルゴールやCRTで明らかに異常(戻りが遅い)

※心配な症状があるときは、早めに動物病院へご相談ください。

保存用チェックリスト

冬の"隠れ脱水"チェック ☑

  • 尿の色が濃い/回数が減った
  • 便が硬め・コロコロ
  • 口の中が乾く/歯ぐきがネバつく
  • 皮膚をつまむと戻りが遅い(※普段と比べて)
  • 歯ぐきの色戻りが遅い(目安:2秒以上)
  • 元気・食欲が落ちた

当てはまるほど「水の温度・置き場所・食事で水分」の3点セットから強化がおすすめです。

まとめ:冬の健康は「水分ケア」から

冬は「飲まない」のに「失われる」季節。まずは水の温度置き場所食事で水分の3つから始めてみてください。散歩後に飲まない子は、帰宅後ルーティン化が特に効きやすいです。

※水分習慣を「続けやすい形」にしたい方は、日々のルーティンに合う方法を選ぶのがコツです。

“ごほうび×水分”で続けたい方へ

水だけだと飲まない子は、「食べる水分」や“香り”のある水分補給に切り替えると、ぐっと続けやすいことがあります。散歩後のルーティンにYOGUPOを取り入れて、「ぺろぺろ=水分ケア」の流れを作るのもひとつの方法です。

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免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状がある場合や持病がある場合は、必ず獣医師へご相談ください。